ひと昔前には一般的だった平屋造りの家。
2階建てや3階建ての家が多い最近ですが、平屋にもたくさんの魅力があるんです。
今回は、マイホームを購入する前にあらためて知っておきたい平屋のメリットとデメリットについて解説していきます。
実は個性いっぱいの家づくりができる?平屋のメリット
もともと、日本の住まいの主流だった平屋造りの家。
都市部ではほぼ見なくなった種類の住宅とも言えますが、ベッドタウンや土地の十分にある郊外などでは、モダンな平屋造りの家にふたたび注目が集まっています。
最新の平屋造りの家には、現代のライフスタイルに馴染むアイデアが満載です。
平屋のメリットは、自由度の高い家づくりができること。
バリアフリーの家をごく自然に実現させることができますし、屋外への出やすさ・自然光の取り入れやすさ・生活動線のつくりやすさなども大きなメリットです。
間取り・天井の高さ・テラスの有無などにこだわった個性的な家づくりがしたいという方にとくにおすすめです。
住宅としての構造が安定している平屋は災害にも強く、将来的なメンテナンス費用を抑えられることでも人気が高まってきています。
住みたいエリアによっては注意!平屋のデメリット
一方で、平屋のデメリットとなってしまうのが、敷地の問題です。
どうしても土地の価格が高い都市部では、快適に暮らせる平屋をつくるためには、大きな資金が必要となります。
また、住宅が密集している住宅地では、プライバシーの問題などもあるため、道路に面した土地を避ける・中庭を設ける・部屋の配置を工夫するなどのアイデアが大切になります。
家の場所によっては、日当たりや風通しに不安が出てしまうこともありますし、防犯面がネックになってしまう可能性もあるでしょう。
しかし、これらのデメリットは、平屋を建てるエリアにも大きく関わってくることです。
都市部から少し離れたベッドタウンに住みたいと考えている方、郊外や田舎に広い家を持ちたいと考えている方には、デメリットの少ない理想的な家と言えるかもしれません。
また、平屋の家は、台風などの強風や地震の揺れなどの自然災害には強いですが、建物の高さがない特徴のため、水害にはどうしても脆いという面を持ちます。
平屋の家を検討している場合は、近くに河川のないエリアを選ぶ・歴史的に見ても水害リスクの低い土地を選ぶ・地方自治体のハザードマップや古地図を確認するなど、しっかりと土地選びにもこだわるようにしておくと、安心度が違うのではないでしょうか?