建売の一戸建てを購入する大きなメリットのひとつに、完成した戸建て物件を実際に自分の目で確かめたうえで購入するかどうかを決めることができる、という点があります。
建売の一戸建て住宅を見学するときは、ポイントを押さえて的確におこないたいものです。
今回は建売の一戸建て住宅の「見学」に注目し、見学の際の注意点や見学方法について、また見学後にすべきことについてもお伝えしたいと思います。
建売の一戸建て住宅を見学する際の注意点とは
建売の一戸建て住宅を見学する際は、次のような注意点があります。
建売の一戸建ての外側で見るべき注意点
まずは外側から確認すべき注意点を見てみましょう
●外観デザインの好みや全体の雰囲気
●窓の位置や数と防犯対策、雨戸・シャッター・網戸の有無
●駐車場の広さや停めやすさと駐車可能台数
●庭や外構の設備と防犯性
●周辺環境の快適さ(生活必需施設、嫌悪施設の有無、交通量など)
特に住み始めたときに安心して暮らせるよう、外側からわかる防犯性は確認しておくべきでしょう。
また、家は最悪の場合建て直すことが可能でも、家の周辺環境を変えることはほぼ不可能です。
住み始めてから後悔しないためにも、災害の危険性や各種施設の有無、交通量や騒音などのチェックは必須です。
建売の一戸建ての内側で見るべき注意点
一通り外からの確認が済んだら、続いて室内の見学をしていきます。
室内の見学では次のような注意点に気を付けます。
●日当たり・風通しのよさ
●生活動線のよさ
●収納スペースの数と容量
●点検港口の有無
実際に生活している様子を想定し、生活が不便でないか、収納が事足りているか、西日が当たっていないかなども確認しておきましょう。
見学時に担当者へ確認すべき注意点
●建売の一戸建てが建っている地盤
●住宅性能(住宅性能評価書の有無、長期優良住宅かどうか、など)
建売の一戸建ての見学方法や予約方法とは?
建売の一戸建てを見学する時は、一般的に予約をしてからになります。
事前に物件掲載サイトや担当会社のホームページから予約するか、電話で予約しておくとよいでしょう。
見学の際は次のような持ち物があると便利です。
●物件の資料(間取り図、図面)
●物件見学チェックリスト(注意点や気になる点)
●筆記用具
●スマートフォンのコンパス機能またはコンパス
●スマートフォンのカメラ機能またはデジカメ
●メジャー
●引き続き使用予定の家具家電のサイズを書いたもの
戸建ての建売物件の見学の後ですべきこととは?
見学を終えたら、チェックリストの確認やメモに書き留めておいたよい点、気になる点などを確認しましょう。
見学した時点で気に入った物件は、時間帯や曜日を変えて何度か物件に足を運ぶことで、日当たりや交通量など一回ではわからないことも知ることができます。
また、見学は住む予定の家族全員で行くのがおすすめです。
家族全員で見学しておけば、見学後に写真やチェックリストを見ながらみんなで相談もスムーズにできますね。