「マイホームを持つなら注文住宅一択!」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
マイホームを希望する方にとって、間取りや外観、外構など、自分の理想を実現しやすい注文住宅は大変魅力的に映るものです。
しかし一方で、注文住宅を購入したあとに「建売にすればよかった!」と後悔する方も少なくありません。
この記事では、注文住宅で後悔した理由や建売住宅のメリットとデメリットを解説します。
建売にすればよかった!注文住宅で後悔した理由とは?
注文住宅で後悔した理由として主によく挙げられるのが、下記の5つです。
●プロが設計した建売住宅のほうが、おしゃれで住みやすそうに見える
●完成した家に後悔ポイントが多い
●こだわりのために予算を上げ過ぎて、生活の質を下げざるを得なくなった
●予算の都合上、立地を妥協しなければならなくなった
●立地の悪さや個性的な間取り・外観により、売却しづらくなった
まず、注文住宅は自分たちのこだわりを存分に取り入れられることができ、理想のお家をつくることができます。
ですが、理想にこだわりすぎて住みやすさを意識できていないお家になってしまっていることも。
そのため、完成した家に実際に住んでみると、生活しにくい間取りになっていたり、コンセントや窓の数・位置などで不便を感じたりするケースが少なくありません。
また、注文住宅はこだわろうと思えばどこまでもこだわれてしまうため、あれもこれもと歯止めが効かず、予算がどんどん膨れ上がりやすい傾向にあります。
その結果、当初の想定より多額の住宅ローンを組むことになり、後悔するパターンが多くあるようです。
さらに、建売住宅に比べ坪単価が高いため、予算の都合上、立地条件の悪い土地しか購入できない事態が発生しやすくなります。
それにくわえ、万人受けしない個性的な間取り・外観にした場合には、売却を希望しても苦戦してしまう事例が珍しくありません。
建売にすればよかった!建売住宅のメリットとデメリット
建売住宅は注文住宅に比べ、比較的手ごろな価格で購入できます。
くわえて、分譲会社が必死になって売れそうな土地を探しているため、利便性の良い立地に建てられている場合が多いのです。
このように、立地条件の良い土地に建てられた戸建てを安く購入できる点は、建売住宅の大きなメリットと言えるでしょう。
さらに、すでに完成された物件であれば、購入前に実際に物件を見て確認できます。
そこで暮らすイメージをしやすいため、住み始めたあとに感じるギャップを最小限に抑えられるでしょう。
しかし一方で、すでに完成された物件は建築過程を確認できないため、欠陥住宅を見分けにくいといったデメリットもあります。
また、間取りや設備などを自由に選べないうえ、物件が複数建ち並ぶ分譲地では、似たような外観になりやすいです。