戸建てを購入する際、角地にこだわりたいという方も多いことでしょう。
角地は一方向だけが道路と接している物件と違い、利便性の高い特徴があるため、人気が集まりやすい条件でもあります。
今回は、角地の戸建てのメリットとデメリット、注意点についてご紹介します。
角地に戸建てを建てるメリットとデメリットを知ろう!
角地とは、2方向の道路に接した角の土地のことです。
角地には、さまざまなメリットとデメリットがあります。
まず、角地は2面が道路と接しているため、ほかの建物との隣接面積は少なくなります。
そのため解放感が得られるというメリットがあるのです。
角地の場合は道路から人目に付きやすくなるため、空き巣に入られる被害も少なく、防犯の面でも安心感があります。
また、日当たりや風通しを確保しやすく、洗濯物が乾きやすいというメリットもあるのです。
玄関の向きを選べたり、自由度の高い間取りにできたりと、設計面でのメリットも大きくなります。
さらに自治体によっては角地の建ぺい率が緩和される場合があるため、建設面積が広くなるケースもあるのです。
メリットの多い角地は需要があるため、資産価値も高く、売却しやすいです。
反対に、角地は2面が道路と接しているため、人通りが多いと人目が気になるというデメリットがあります。
また、交通量の多い道路の場合は騒音が気になるという点もデメリットです。
さらに、資産価値が高いため、購入金額もその分高くなります。
角地に戸建てを建てる際の注意点とは?
角地の注意点とはどのようなものがあるでしょうか。
角地は2方向が道路に接しているため、車に関する注意点が必然的に多くなります。
たとえば、道幅が狭い道路の場合、内輪差で塀や建物に傷をつけられるリスクが高いのです。
そのため、道路の交通量や事故が起きやすい場所かどうかを事前に調べておく必要があります。
また、角地は建ぺい率が緩和されるケースがある反面、自治体によっては斜線制限によって3階建ての建物を建てられない可能性があるのです。
斜線制限は道路に対しても適用されるため、2面が道路に接している角地の場合、制限が厳しくなることがあるのです。
そのため、その土地の建築制限についても調べておくことをおすすめします。
しかし、さまざまなデメリットや注意点はありますが、いずれも対策が可能なため、角地が住みにくいわけではありません。