昭和50年、明石市は全国に先駆けて「コミュニティ都市」を宣言し、以来コミュニティづくりに力を注いできました。
コミュニティとは広い意味で、地域社会を意味し、町村・都市・地方など、生産・自治・風俗・習慣などで深い結びつきをもつ共同体をいいます。
しかし明石市のコミュニティはより狭義に「協働」と定義し、地域のひとりひとりがそれぞれ役割を担う社会をめざしています。
協働って何ですか?
協働とは、立場が異なるものが、ひとつの目的や目標に向かって、それぞれの特性を生かして、役割分担しながら取り組むことをいいます。
共同、協同、協働と、3つの同音異義語には以下の違いがあります。
■共同ー複数の人や団体が同じ立場、同じ目的のために一緒に行動する
■協同ー立場の異なる複数の人や団体が、力を合わせて物事を行う
■協働ー立場の異なる人が、同じ目的でそれぞれ異なる活動をする
協働についての例をあげてみました。
「地域に住むひとり暮らしの高齢者に対し、まわりの人たちが、それぞれの立場で関わる。」
その具体的な行動として、以下のようなものが挙げられます。
・近所の人がこまめに挨拶や声掛けをする
・宅配事業者が行政と連携し、定期的な集配時に異常があれば知らせる
・地域の自治会などが日常のゴミ出しサービスなどで安否確認を行う
このケースは、高齢者を見守る=福祉の向上という目的で協働を果たしています。
協働が必要な理由
近年、社会背景は大きく変化しています。
ライフスタイルや価値観の多様化も進み、個々を重視、他人にはかかわりたくない人も増える傾向にあります。
これは同時に社会的弱者の孤立化などの問題も生み出しています。
今、このように多様化する社会問題を、個人や特定の地域団体だけでは解決できない状況になりつつあり、行政でも全ての問題に対応することが難しくなってきています。
このような背景から、協働で社会問題を解決していく必要性が増しているのです。
明石市のコミュニティ(協働)のしくみについてご紹介しました。
それぞれの地域がかかえる問題は、身近なところにあります。
「もっと自分の住むまちを良くしたい」という思いや、気になっていること、気がかりなことはありませんか?
協働のまちづくりを実践するには、そんな気づきが必要なのです。
思いや気づきに共感する人を探して仲間(コミュニティ)をつくり、「課題は何なのか、その課題の原因は何なのか、どのようにすれば解決できるのか」を考え、実践しましょう。
まとめ
地域を良く知る地域の人が主役となり、行政と協働しながらまちづくりを進めることで、きめ細かで柔軟なサービスを受けられる社会へと変わっていくのです。
自治会・町内会等の各団体の総会など一堂に会する会議等の開催は、集団感染リスクを伴うことから、中止や延期のほか、書面決議の検討が推奨されています。
開催する場合は、感染予防を徹底するとともに3密(密閉、密集、近距離会話)を避けて行いましょう。
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