神戸市のポートアイランドは、国内で初めて誕生した都市機能を備えた人工島です。
ポートアイランドは、神戸市を代表するスポットしてのみならず、地元の方からも親しまれています。
どんな経緯で神戸市ポートアイランドが誕生したのかご存知でしょうか?
この記事では、神戸市ポートアイランドの構想や誕生の経緯について説明します。
ポートアイランドの歴史をともに振り返ってみましょう!
神戸市ポートアイランドの構想 誕生までの経緯
神戸市ポートアイランドはどのような構想や経緯で誕生したのかについて、ご紹介していきます。
まずは神戸市ポートアイランドの当時の構想や経緯についてみていきましょう。
戦後の高度経済成長にともない、神戸港の港湾貨物で取り扱う荷物の量は非常に多く、入港船の滞船が慢性化してしまい、問題となっていました。
そこで神戸市は、新港第7突堤、第8突堤や兵庫突堤、摩耶埠頭を建設し、港湾施設を整備するものの、滞船はまったくなくならず、貨物量はさらに増加する一方でした。
当時は、明治時代に建てられた新港突堤がメインで運用されていましたが、施設はどれも古く、このような古くて狭い埠頭では、「コンテナヤード」として利用は難しい状況でした。
そのため、世界海運界のコンテナ化に対応できる、バース数が多く、大規模な埠頭の建設が早急に必要になりました。
さらに、神戸の市街地はすでに開発し尽された状況であり、港湾に貿易関連などの必要な施設を建設する用地の取得をすることができず、新しく用地を確保、造成しなければなりませんでした。
あわせて、都市施設に対しての市民の要望にも変化が生じ、政治・経済・商業・文化などの受入が可能な、新たな都市を造ることが必要になりました。
このような経緯から、1963年11月に、神戸市にポートアイランドを造る構想が持ち上がったのです。
神戸市ポートアイランドの構想 現在までの歴史
それではここからは、神戸市ポートアイランドで行われたイベントなど、歴史を振り返ってみましょう。
神戸市のポートアイランドで、街開きイベントとして国内初となる地方博「ポートピア’81」が開催されました。
「夢と未来」をテーマにした「ポートピア’81」では、いろんな企業のパビリオンが建設され、世界的にも注目され、この地方博は大成功をおさめています。
街開きにより、博覧会を開催することが主流となり、ポートアイランドがそのさきがけだったのです。
神戸市のポートアイランドは、その外観の美しさも魅力のひとつですね。
ポートアイランドの中心には市民広場があり、南北に通る緑のロードとしてポートピア大通りがつくられています。
それらのまわりには、複合的な都市機能が見事に調和しています。
また、ポートアイランドは緑が豊かで、人工島でありながらも自然が多いのも特徴です。
神戸市のポートアイランドは、歴史を経て、都市型の神戸空港や大型ショッピングセンターなどが次々に誕生して、現在も発展しています。
現在、神戸市では、ポートアイランドにおいて、先端医療技術の研究開発拠点を整備し、医療関連企業が集まった「神戸医療産業都市構想」が進んでいます。
まとめ
神戸市のポートアイランド誕生の経緯や歴史について紹介しました。
現在もさまざまなプロジェクトが進行中で、今後ますます発展し、世界中から注目されるスポットになりそうです。
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