新型コロナウイルスの感染が拡大し、いまひとびとの暮らしは不自由さを極めています。
この新しい生活様式の中で今までどおりの暮らしができなくなり、影響を受けている方もたくさんいます。
そんな困っている人たちと応援したい人とをつなげる取り組みが、いま神戸市で始まっているんです。
今回はその取り組み、「withコロナKOBE応援プラットフォーム」についてご紹介します。
神戸市のwithコロナKOBE応援プラットフォームの事業概要
大きな震災を助け合って乗り越えてきた神戸市。
市民たちは、困っている人たちに手を差し伸べて支え合う大切さを知っています。
そんな神戸で、今回の新型コロナウイルスの影響を受けた人たちを応援する、あるプラットフォームが立ち上がりました。
その名も「withコロナKOBE応援プラットフォーム」。
このプラットフォームでは、困っている人とたちを応援したいという人を募っています。
カテゴリーは、子ども・高齢者・障がい者・学生・医療従事者・地域・文化芸術とスポーツ・NPO・飲食店・事業者・外国人・その他の12個に分類。
応募内容を実現するための協力者をマッチングし、具体的な支援プロジェクトを立ち上げていきます。
この事業の根底となる考え方は「共助の精神」。
つまり、市民または団体自らが「応援したいこと」を発信し、他者の協力を募りながら主体的に行っていくのです。
また、このプラットフォーム作りには、神戸電子専門学校の学生が関わっています。
担当教諭や神戸市職員のフォローを受けながら、ホームページや応募フォームを作成しました。
神戸市のwithコロナKOBE応援プラットフォームの取組事例を紹介
このwithコロナKOBE応援プラットフォーム事業は2020年8月にスタートし、さまざまなプロジェクトが立ち上がりました。
その中でも、神戸市北区の浄土真宗本願寺派 正光寺の応援内容をご紹介しましょう。
お盆の時期になると、お寺にはたくさんのお供え物が集まります。
例年ならばお寺に来た方々に配るのですが、コロナ禍で訪問者も激減。
お供え物を必要としている人に届けたいと、この事業に応募したのだそうです。
その結果、神戸夏送り花火を企画する2つの団体とマッチング。
コロナの影響で夏休みも短く、外出もままならなかった子供たちを支援することができました。
正光寺が提供したのはゼリーや神戸銘菓など、およそ200名分のお菓子。
さらに大量のマスクやマスクケースも寄付しました。
檀家さんらの志を無駄にせず、子どもたちの楽しい思い出も作ることができました。
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