不動産は、売りに出してもすぐに買手が見つかるものではありません。
急ぎで売りたい事情があるときは、どうすればよいのでしょうか。
今回は不動産の売却を検討している方に向けて、売却までにかかる期間や、急ぎで売りたい場合の方法をご説明します。
不動産の売却を急ぎたい!一般的にはどのくらいの期間が必要なの?
不動産を売るときは、できるだけ早く売りたいと考える方が多いでしょう。
けれども売却にはいろいろな準備が必要ですから、売れるまでは早くても2~3カ月、平均で8カ月ほどかかると言われています。
通常は不動産会社に仲介してもらい、販売活動して買手を探します。
購入を希望する人がすぐ見つかるとは限りませんから、ここで時間が必要になるでしょう。
もし急ぎで売りたい事情があるのなら、売却価格を下げる方法が効果的です。
相場よりも低く設定すると、購入希望者が増える可能性があります。
ただし、この場合は高く売ることはできなくなります。
不動産の売却において、「早く」と「高く」を同時に満たすことは難しいのです。
ですから時間に余裕があるときは、じっくりと販売活動するほうがおすすめです。
不動産を急ぎで売却したいのなら買取も考えよう!
不動産の売却で「高く」よりも「早く」を優先したい場合は、買取も考えましょう。
買取とは、不動産会社に物件を買い取ってもらうことです。
買手を探して売るよりも価格は下がってしまうことが多いのですが、すぐに買い取ってもらえるので、急いでいる方にはおすすめです。
まず売り出してみて、売れなかったら買取に切り替える方法もよいでしょう。
ただし買取は、仲介での売買に比べて7~8割ほどの金額になることが一般的です。
ですから売れなくて価格を下げてしまうと、あとで買取に変更したときに、さらに価格が下がってしまう可能性もあります。
そこで、買取してもらう前に一度売り出してみたい方には、買取保証付きのプランがおすすめです。
こちらのプランなら、決められた期間内に買主が見つからなかった場合、不動産会社に買ってもらえるので安心できます。
できるだけ高く売りたいけれど、期限は設けたいと考えている方にピッタリの方法です。
不動産会社によっては対応していないことがありますから、しっかりと確認しておきましょう。