スマートフォンの充電から生活家電まで、お家の中のコンセントは、わたしたちの毎日の生活に欠かせないもの。
憧れのマイホームでも賃貸物件でも、コンセントの数をあなどってはいけません。
目安となるコンセントの数や注意点などについてお話していきます。
お家のコンセントの数の目安はいくつくらいが妥当?
コンセントは、すっかりわたしたちの生活になくてはならないもののひとつ。
賃貸物件を選ぶときにも各部屋のコンセントの場所や数を必ず確認するという方も多いかと思います。
一般的な家庭において目安となるコンセントの数は、各部屋で2個ずつ程度。
リビングルームなどの広めの部屋や家電製品を多く使うキッチンなどは2か所、そのほかの部屋では1、2か所にコンセントが設置されていることがほとんどとなっています。
賃貸物件の内覧などでコンセントの数を確認するときは、コンセントが設置されている高さや位置まで確認するのがおすすめ。
とくに、冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器などのキッチン家電、テレビ・スピーカー・レコーダーなどのAV機器、パソコン・モニター・モデムなどのPC関連機器など、いくつかの電化製品をまとめて使うことの多いエリアは必ずチェックしましょう。
あなどれないコンセントの数!数の目安以外にも押さえたい注意点
実は、賃貸物件などの住宅には建物全体での電気総容量があり、この容量が部屋のコンセントの数に影響を与えているって知っていましたか?
部屋を選ぶときは、家族構成、ライフスタイルと生活動線、家具の数、家電の種類と数などに注意してコンセントを確認するようにすると安心です。
また、安全のために覚えておきたいのが、1個のコンセントの定格容量は1500W(ワット)となっていて、容量内におさまるようにコンセントを使う必要があるということ。
たとえば、1200Wのオーブントースターと300Wの電気ポットを同じコンセントにつなぐと定格容量ギリギリとなり、十分に安全とは言えなくなってしまいます。
コンセントが足りない時は電源タップを利用して、タコ足配線で増やせばよいと考えている方も多いかもしれませんが、使い方によっては危険な場合もあります。
気をつけたいのは、タコ足でつながった電化製品を同時に使わない、オン・オフが切り替えられる電源タップを利用する、ほこりがたまらないようにこまめに掃除するなど、誰でも今すぐできる安全対策。
快適で安全な毎日のためにも、一度、コンセントの使い方を見直してみるのもおすすめです。