不動産投資をしてみたいけれど、投資用ローンを組むリスクを考慮すると悩んでしまう方が多いのではないでしょうか。
マイホームを所有して自宅を投資対象とする自宅投資ならローリスクなので、投資の第一歩を踏み出せるかもしれません。
今回は、不動産を購入する方に向けて自宅投資とは何か、自宅投資をおすすめする理由を解説します。
不動産を購入するときに考えたい自宅投資とは？
自宅投資とは自分が所有する居住用の戸建てやマンションを投資対象とみなす考え方です。
マイホームを所有する方は自宅に長く住み続けるのが一般的ですが、自宅投資をする方はいずれ自宅の売却や賃貸をおこなうことを前提に不動産を購入します。
家賃収入をおもな収入源とする不動産投資とは異なり、自宅投資では自宅の売却益を重視して資産形成をしていきます。
つまり、土地の将来性を吟味して自宅を購入し、値上がりしたタイミングで売却、転居を繰り返して売却益を得る方法です。
居住用の住宅は住宅ローンが利用でき税制優遇もあるので、不動産投資が気になる方はローリスクな自宅投資の選択肢を考えてみても良いでしょう。
不動産を購入する方に自宅投資をおすすめする理由は？
自宅投資は居住用の住宅を投資対象とするので、投資用ローンではなく金利の低い住宅ローンが組めるなど、さまざまなメリットがあります。
不動産投資では投資用ローンを組むリスク、賃貸物件の空室リスクなどが懸念材料となりますが、自宅投資ではそのようなリスクを回避できます。
では自宅投資をおすすめする理由を順番に見ていきましょう。
物件を貸すリスクがない
不動産投資では物件を賃貸に出しますが、入居者がすぐに決まり住み続けてくれるとは限らず、空室になれば家賃収入が入りません。
頻繁に入居者が変わればその度に修繕費用が発生しますし、入居者がトラブルを起こす可能性もあります。
自宅投資では所有物件を賃貸に出さず売却益を狙う方法なので、賃貸経営で抱えるリスクを回避できるでしょう。
減税措置がある
居住用住宅ならではの税控除が使える点が自宅投資の大きなメリットです。
まず利用できるのが住宅ローン控除で、10年間にわたり年間40万円が税金控除となり、10年間で400万円もの減税になるのは見逃せません。
また、売却時にも「3,000万円特別控除」があり、自宅の売却益が3,000万円以下の場合は税金が免除となります。
ローンの条件が良い
不動産投資では投資用ローンを組むのが一般的ですが、投資用ローンは住宅ローンに比べ金利が高く、審査も厳しくなります。
また住宅ローンとは別に投資用ローンを組むと、賃貸物件で空室が発生した場合は二重ローンに苦しめられるリスクもあります。
自宅投資なら低金利の住宅ローンを組めて二重ローンになる心配がなく、投資のリスクを大幅に減らせるでしょう。
