今回は「和室や畳コーナーがある戸建ての購入」を検討している方へのお役立ち情報として、琉球畳について解説します。
琉球畳とは何か、一般的な畳とはどこが違うのか、まずはそうした概要を解説したうえで、琉球畳のメリットやデメリットも挙げていきますのでぜひチェックしてみてくださいね。
戸建ての購入を検討するなら知っておきたい!琉球畳とはどんな畳?
和室や畳コーナーがある戸建ての購入を検討している方へ、まずは「琉球畳とはどんな畳か」という点について解説しましょう。
琉球畳とは、正方形の形をしているのが特徴的な畳ですが、一般的な畳との違いはそれだけではありません。
一般的な畳と琉球畳との主な違いは、以下のとおり。
原材料の違い
一般的な畳はイグサ科の「い草」で作られているのに対して、琉球畳はカヤツリグサ科の「七島い」で作られています。
和紙や化学繊維で作られている正方形の畳は厳密にいうと「琉球畳風」ということになりますね。
質感の違い
一般的な畳の手触りはツルツツした感じですが、琉球畳は比較的ザラザラとした手触りです。
畳の「へり」の有無
一般的な畳は畳の端を布で補強する「へり」がついていますが、琉球畳には「へり」がありません。
サイズや価格の違い
琉球畳は1枚で半畳の大きさ、つまり2枚で一般的な畳1畳分の大きさとなりますが、琉球畳1枚の価格は一般的な畳1枚の価格と大差はないでしょう。
戸建て購入を検討するなら知っておきたい!琉球畳のメリットとデメリット
和室や畳コーナーがある戸建ての購入を検討している方へ、続いては「琉球畳のメリットとデメリット」を挙げていきましょう。
琉球畳の主なメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット
●一般的な畳と比べて生地の耐久性が高い
●一般的な畳と比べてアレルギーリスクが低い
●「へり」がないので見た目がスタイリッシュで、モダンな和室・畳コーナーにできる
●「へり」がないことでデザイン的にフローリングとの相性も良く、リビングとつながる和室や畳コーナーにぴったり
デメリット
●同じ面積で比較すると、一般的な畳と比べて価格が2倍ほど高価
●畳生地自体の耐久性は高いものの「へり」がない分、端部分は傷みやすい
総合的に見ると琉球畳は、初期費用の高さおよび端部分の傷みやすさ以外では、なかなかのメリットがあるといえますね。
ちなみに、琉球畳の日々のメンテナンス方法は一般的な畳とほぼ同じです。
ほうきや掃除機をかける時は畳の目の方向に沿うようにして、原則として水拭きはしない、といったことを心がけましょう。