マイホームの購入には多額の資金が必要ですが、多くの場合、住宅購入の際、住宅ローンを利用することになります。
しかし、住宅ローンは無条件に誰もが使えるわけではなく、審査に通る必要があるのです。
ここでは、住宅ローンの審査基準とその対策について一緒に見ていきたいと思います。
住宅ローンを通るか通らないかは審査基準を知る必要がある
審査では、借主の返済能力があるかどうかといったことを調査し、住宅ローンの融資が可能か、どの程度までの融資が可能なのかといったことをチェックしましょう。
審査でもっとも注目されることの一つが、完済時の年齢です。
多くの金融機関は80歳未満で完済できるかどうかを基準としています。
しかし、年齢が若すぎても審査に通りにくい傾向があるようです。
一般的に、住宅ローンを組みはじめる適齢期は30代からとされています。
20代でも利用することは可能なのですが、安定的な収入がないと見做される場合は、その限りではありません。
次いで注目されることは、借主の健康状態です。
多くの金融機関では、住宅ローンを利用する際には団体信用生命保険に加入することを前提としているので、健康問題がもとで加入できなければ、審査に通ることはありません。
また、勤務年数が浅いケース、不安定な雇用形態であるケースでは、審査基準を満たさず、融資の対象として信用を得られない場合が多いです。
また、クレジットカードの支払い遅延などの金融事故を起こしていないことも大事です。
返済計画では、年収に占める年間返済額の割合が20~25%までであることも求められます。
返済計画に無理がある場合は審査に通りません。
住宅ローンの審査が通る対策は?
審査に落ちてしまった場合、次のことを再考してみましょう。
まず、取りうる一つ目の対策は、返済額や返済期間についてです。
無理な返済計画では金融機関から不信感を買ってしまうでしょう。
本当に完済できるかどうか、熟考する必要もあります。
場合によっては、購入を予定している物件を再検討し、安価なものにすることも必要です。
次に考えられる対策としては、ある程度の蓄えを備えることは必要ですが、月々の支払いを抑えるために、頭金をなるべく多く用意しておくことです。
また、一般的なローンでは希望の物件を手に入れることができないという場合には、ペアローンや親子リレーローンを検討してみてはいかがでしょうか。