さまざまな不動産のうち、特に売却が難しいとされるのが、狭くて独特の形をしていることも多い狭小地です。
まさにその土地を売ろうと現在考えている方に向け、その売却が一般的に難しいとされる理由や、取引を上手にまとめるための方法についてこちらでご紹介します。
他の不動産よりも狭小地の売却が難しいとされる理由とは?
住宅ローンが使える不動産の条件は規約で定められており、狭小地はそれに抵触することが少なくありません。
買い手からするとローンを利用できなければ資金を用意できず、それだけ購入しづらいのです。
また、その土地の狭さにより、購入後の活用法が限定されやすいことも無関係ではありません。
何かを建築しようにも狭い建物にしかできず、駐車場にしても停められる台数をあまり確保できません。
物置や資材置き場としても狭くてあまり多くのものは保管できないなど、購入しても有効な活用方法を見出しにくいのです。
さらに何かを建築する際、通常の土地と違って重機が進入しづらく、運搬や建築などを手作業でおこなわざるを得ません。
それだけ建築費用がかさみやすいことも人気が今一つの理由です。
一般的に難しいとされる狭小地の売却!不動産の取引を上手にまとめる方法とは?
個人で購入希望者を見つけるのは通常以上に難しいため、不動産会社へ仲介を依頼するのがまずおすすめです。
それもできればその土地周辺のエリアに精通しており、難しい取引を過去にも多数まとめた実績のある会社がおすすめです。
それだけ購入希望者を見つけられる可能性が高まるほか、売りに出されている周辺の土地とあわせてPRするなど、詳しい仲介会社でなければ難しい方法も活用できます。
それでも売れないときは個人の購入者を探すのは諦め、不動産会社による買取を利用するのも1つの方法です。
つまりは不動産会社へと売る方法であり、個人には活用が難しい物件でもスムーズに話がまとまるため、その土地を早く処分したいときには向いています。
そのほか、狭小地単独では活用が難しくとも、隣接地と合併させると問題が解決することも多いため、そのオーナーへと取引を持ちかけるのも有効な方法です。
所有する土地の範囲や形に頭を悩ませているオーナーは決して珍しくはなく、隣接する狭小地の売却を持ちかけると歓迎されることもよくあります。
このように通常の売却だけではなく、さまざまな方法とあわせて柔軟に検討すると上手に売れることも多いです。