アパートを相続したものの売却したいといった希望はとても多いです。
せっかく相続したアパート、どうせなら上手に売却したいですよね。
そこで今回は、相続したアパートを売却する際の流れと、売却費用や売却のコツについてご紹介したいと思います。
相続予定のアパートを売却する際の流れや手続きとは
相続したアパートを売却したい場合、売却手続きを始める前にやっておかなければならないことがいくつかあります。
売却前に行うこととは?
●相続したアパートの相続登記を済ませる
●アパートのローン残債の有無を確認する
●アパートの築年数と所有期間を確認する
●アパート入居者へ通知する
●複数人で相続した場合、共有者全員の意思を確認する
特に相続登記が済んでいないと売却はできず、また、複数人で相続した場合は意思を確認しておかないと後々もめる種になるので、気をつけましょう。
売却の流れや手続きとは?
売却が決まったら、以下の流れで手続きが進みます。
1.必要書類の準備
登記済権利書または登記識別情報や、固定資産評価証明書など売却に必要な書類を準備しておきます。
2.仲介会社への依頼・売却活動
仲介会社へ査定を依頼し、査定額に納得したら媒介契約を締結します。
その後、広告や内覧などの売却活動が始まります。
3. 売買契約の締結
買主が決まり各種交渉で合意を得られたら、売買契約を締結します。
4. 引き渡し
買主のローン審査が承認され、売却代金を受け取ったあと引き渡しとなります。
なお、ローン残債がある場合はそれに応じた手続きが必要となります。
相続したアパートの売却費用や売却のコツとは?
相続したアパートの売却費用とは?
相続したアパートを売却した際にかかる売却費用には次のようなものがあります。
●譲渡所得税
●仲介手数料
●登録免許税(抵当権抹消登記、所有権移転登記)
●印紙税など
そのほか場合によって、クリーニング代やローン残債の繰り上げ返済手数料などが掛かるケースもあります。
高値で売却するためのコツとは?
少しでも高く売却するには、いくつかのコツがあります。
そのエリアの相場を知る
売却する物件のあるエリアの、アパートの売却価格の相場、そして土地の相場を調べておきましょう。
仲介会社や仲介会社の担当者を見極める
査定額や担当者の質は会社によっても異なります。
査定が出たらその根拠を確認し、複数社で比較してみるといいでしょう。
また、査定額だけでなく担当者の知識量や対応などを見極めることが大切です。
売却の流れを把握しておく
事前に売却の流れを頭に入れておくと、スムーズに取引が行えます。