最初は別々で住んでいても、さまざまな生活の事情から同居を志す人はそう少なくありません。
この記事では、同居をきっかけに家を売りたくなった場合について解説しています。
どんなきっかけで同居から家の売却に至るのか、売却のベストなタイミングを見ていきましょう。
これから同居を控えている、将来に向けたシミュレーションが必要という人はぜひ参考にしてください。
売却理由が同居の場合:不動産を手放そうと考えたきっかけとは?
多くの家庭では、就職や結婚をきっかけに、お子様は親御様の元を離れて暮らし始めます。
特に結婚の場合は、結婚相手と新しく家庭を築き生活していく流れとなるでしょう。
一度そうやって、生計を別にした親子がまた同居するには、どういったきっかけがあるのでしょうか。
ある調査では、同居を考えたきっかけ・タイミングは下記のとおりとされています。
●有事の際に安心だから
●親が年を取ったから
●自身が長男・長女だから
●経済的な援助がほしいから
●子育てや育児を手伝ってほしいから
これらの理由は、全体の25%~40%近くの人が理由としてあげていました。
親側が60代に差し掛かるあたりで、子ども側も所帯を持ちます。
親の病気やケガをきっかけにした理由や、子が親に何らかの支援を求めて同居しているケースが多いことがわかります。
また、自身の立場(長男・長女)から必然的に同居を考えたというケースも少なくありません。
それ以外の支援を背景にした理由は、共働き世帯の多い現代ならではのきっかけと言えるでしょう。
売却理由が同居という不動産を売り払ったタイミングとは?
つづいて、同居をきっかけに売ることとなった不動産を手放したタイミングについて見ていきましょう。
実際に同居を理由に家を手放した人たちは、全体の55%が家の売却を急いだと回答しています。
●売却して得たお金を同居用の家・もしくはリフォーム資金にあてたかったから
●二重でローンが組めなかったから
上記のような理由がその大半を占めていました。
また、築年数が浅ければ浅いほど不動産としての価値が高まるといった点も、売却を急いだという理由に含まれているようです。