不動産を売却するうえで重要な役割を果たすのが、購入希望者が物件を実際に見にくる「内覧」です。
内覧で購入希望者が、購入後の暮らしをイメージしやすいかどうか、良い印象をもてるかどうかといった点が売却の成功に直結します。
そこで今回は、明石市・神戸市で不動産の売却を検討する方に向けて、内覧の前準備や当日の対応のポイントなどをご紹介します。
不動産の売却を成功させるために 内覧の準備は入念に
不動産の購入希望者は、間取りや価格、立地などの物件情報を知ったうえで内覧に訪れます。
見学者の購買意欲を後押しするためにも、内覧は当日だけでなくあらかじめ準備をしておくことが重要です。
整理整頓と掃除
室内が綺麗に掃除され、清潔感のある部屋であれば、見学者にも良い印象を与えられるでしょう。
とくに台所や浴室、トイレなどの水回りは生活のうえでも欠かせない設備で、清潔感を保つのが難しい箇所です。
忙しくて掃除ができない場合は、優先順位をつけて掃除するか、専門の清掃業者に依頼するという方法もあります。
プロに力を借りるホームステージング
ホームステージングとは、家具や小物などで物件をコーディネートし、モデルルームのように見せる演出のことです。
がらんとした空室や居住中の生活感のある家具でなく、専門家によるコーディネートをおこなうことで、見学者に理想の暮らしを想起させます。
家具の預かりや簡単な相談など、業者によってさまざまなサービスがあるため、内覧前に一度検討することをおすすめします。
不動産の売却を成功させるために 内覧当日の対応で好印象を
内覧者を迎えるときは、可能であれば売主が対応することをおすすめします。
案内は不動産会社に依頼もできますが、見学者と直接顔を合わせることで、お互いに信頼感がうまれ、購入決定後もスムーズに進められます。
また、アピールポイントを説明するほか、あえて物件のウィークポイントを伝えることで、見学者に誠実さが伝わるでしょう。
そのほかにも、次のようなポイントをおさえることが内覧の成功につながります。
●見学者が満足いくまでゆっくり見てもらえる雰囲気をつくる
●すべての部屋の照明をつけることで明るい印象に
●換気や室温、においに気を配る
●玄関やベランダに履物を用意しておく
●花や植物を飾ると緊張をほぐす効果も