転勤が決まったら、真っ先に悩むのは住宅ローンやマイホームのことである方がほとんどでしょう。
住宅ローンが残っている場合はとくに、住んでいなくても返済は続くため、マイホームを売却するか、賃貸として貸し出すか悩みどころです。
そこで今回は、兵庫県明石市や神戸市周辺の不動産売却を検討されている方に向けて、転勤時にマイホームを売却するメリットや注意点についてご紹介します。
転勤するなら不動産は売却しかない?選択肢とそれぞれのメリット
転勤で住宅から離れることになった場合、おもな選択肢は売却か賃貸に出すか、空き家として維持するかの3つです。
賃貸に出すケース
住宅を賃貸に出すことで、賃料を得ながら住宅の管理を依頼できます。
ただし、住宅ローンが残っている場合は賃貸として貸し出してしまうとトラブルが発生する可能性があるため、注意が必要です。
住宅ローンは自分の住む住宅購入にかかる費用の融資であるため、住宅を賃貸に出す場合は融資を依頼した銀行の許可を得る必要があります。
また、新しく住宅ローンを組む際に審査に通らなくなったり、借入金額が下がったりする可能性があり、リスクの高い方法です。
賃貸に出す選択をするのであれば、3年以内に転勤地から戻る、住宅ローンを完済している、または完済が目前であるといったケースがおすすめです。
売却するケース
転勤する前に住宅を売却し、自己資金を得る方法です。
売却で得た資金は、住宅ローンの返済や新しい住宅の購入費用に充てられます。
ただし、抵当権があるため、住宅ローンを完済しないと第三者に住宅を引き渡せない、高く売る場合には売却まで長期間かかる可能性があるなどの注意点があります。
空き家として維持するケース
住宅は、空き家のままだと人が住むよりも経年劣化が進むため、短期間で転勤地から戻る場合以外はおすすめできません。
すぐに戻る場合や単身赴任を選ぶ場合には、住宅ローンを返済しながら住宅を維持できるためおすすめの方法です。
転勤で不動産を売却する場合の注意点
注意点として、住宅ローンの返済が完了するかどうかは事前におさえておきたいポイントです。
住宅の売却価格から売却にかかる費用を差し引いた金額が、ローン残高よりも高かったり、貯蓄でまかなえる金額であったりすれば問題ありません。
また、少しでも売却価格を高くしたいのであれば、複数の不動産会社に査定を依頼するとよいでしょう。
いつまでに売却したいか、物件の状態はどうか、築年数やローン残高などあわせて不動産会社に相談することが、より条件に合った売却を成功させるポイントです。