さまざまな用途に利用できるサンルームは、大変人気のある設備です。
そのため、後付けで設置することを検討する方が多くいらっしゃいます。
しかし、サンルームを後付けで設置するメリットや費用面について、詳しく知る方は少ないでしょう。
そこで今回は、戸建てにサンルームを後付けするメリットとその際の注意点、かかる費用について解説します。
戸建てにサンルームを後付けするメリットと注意点は?
戸建てにサンルームを後付けする最大のメリットは、外の状況に左右されずに洗濯できることです。
天候が変化しやすい季節の変わり目や花粉が飛散する春先などは、屋外に衣服を干して外出するべきか悩む方も多いでしょう。
しかしサンルームがある戸建てなら、そのような天候に不安がある日でも安心して衣服を干すことが可能です。
さらに、ある程度の広さを確保したサンルームなら、遊戯スペースやガーデニングスペースとしても活用できます。
塩害対策が必要な地域では、潮風の影響で育てることが難しい植物もありますが、潮風が当たらず日当たりの良いサンルームでなら、問題なく育てられるでしょう。
サンルームにはいろいろなタイプのものがあるので、ぜひ用途に合った商品を選んでください。
サンルームを後付けで設置する際に注意するべき点は、外壁から雨や虫に侵入されないようにすることです。
サンルームを設置する際、外壁に固定するためのクギを使用しますが、その周りを防水コーキングしなければ、雨や虫が侵入して家が劣化する原因にもなってしまいます。
またゴム製のコーキングを施すなら、その効果を保つために5年に1回程度の点検が必要です。
設置したら終了ではなく定期的なメンテナンスも必要なので、ぜひ注意点として覚えておいてください。
戸建てにサンルームを後付けする際にかかる費用は?
サンルームを設置する際にかかる費用は、広さやタイプなどによって大きく異なります。
30万円程度で施工できる場合もありますが、実際はその倍以上の金額になるケースが多いです。
さらに、オプションとして販売されている物干し竿や日よけも設置すると、追加で数万円の費用がかかります。
またサンルームを設置するなら、固定資産税についても知っておく必要があります。
サンルームの設置は家の増築と判断されるため、固定資産税が増額してしまうのです。
このようにサンルームの設置には、初期費用だけではなく固定費も発生するので、さまざまな点を考慮しつつ予算を決めましょう。