細かいデザインから間取り、設備まで選べる注文住宅は、自分や家族の好みを反映しやすいメリットがあります。
その一方で、決めなければならない項目が多く、どのオプションを追加したら良いのか混乱してしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、注文住宅のオプションの選び方を、キッチンと浴室に分けてご紹介します。
注文住宅のキッチンで取り入れたいオプションの選び方とは?
キッチンの使用頻度は家庭によって異なるものの、日々の食生活を支える大切なスペースです。
キッチンの造りや設備にこだわることによって家事の効率も変わるため、どのようにオプションを選べば良いのか知っておきましょう。
まずはレイアウトについて考えてみましょう。
壁に向かって設置するI型は比較的コストが安く、スペースをコンパクトに活用できるメリットがあります。
アイランドキッチンはスタイリッシュな空間を演出でき、ペニンシュラキッチンは閉鎖的になりにくく家族との交流が保てるでしょう。
レンジフードやコンロ選びも、手入れのしやすさを左右する重要なポイントです。
たとえば一般的なガスコンロに比べてIHクッキングヒーターは拭き掃除をしやすいメリットがありますが、価格は高くなる傾向があります。
また、つり戸棚の機能により料理の効率が格段にアップします。
電動や手動で簡単に昇降できるタイプは必要なものを取り出しやすく、忙しい共働き世代や高齢の家族でも使いやすいでしょう。
キッチンのオプション選びでは、どれだけの収納で価格帯はどのくらいか、料理中に同時進行したいことは何なのかなど、理想を具体的に考えてみましょう。
注文住宅の浴室で取り入れたいオプションの選び方とは?
浴室は日々の疲れを癒やす大切な場所ですが、湿気がこもりやすく掃除が大変な場所でもあります。
そのため、リラックスするためのこだわりポイントと掃除のしやすさをバランス良く検討して、オプションを選ぶことが大切です。
たとえば床材にどのような素材を選ぶかによって、使い心地は大きく変わります。
タイルはデザインの自由度が高い一方で、素材によっては足元が冷えやすかったりすべりやすかったりする点に注意が必要です。
よく見かける樹脂タイプはデザインの自由度は低いものの、乾きやすく清潔に保ちやすいメリットがあります。
また壁面や床材、天井などに断熱材を導入することも可能です。
断熱材をオプションで追加すれば、寒い季節でも浴室内の保温性を高められます。
高齢の家族がヒートショックを起こさないか不安に感じている方におすすめです。
ほかにも洗濯の効率を上げる浴室乾燥、自動で湯温調整してくれるフルオート給湯器、入浴時間を充実させてくれるオーディオ設備などがあります。
入浴中の過ごし方や家族が入浴するタイミングなどを考慮したうえで、どのようなオプションの選び方が理想的なのか考えてみましょう。